extraordinary time
大好きな劇団四季、佐野文彦さん・正幸さんツインズについて好き勝手に語っています
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オペラ座11/23マチソワ、24楽
なかなか札幌へ行けないまま2ヶ月経過。
楽が来てしまいました...。

舞台の発するものをできるだけそのまま受け止めたいのに、
真っさらな気持ちで観るって難しいな...と思いました。
が、思えば初回から私情を絡めまくって観てたのでした...
(オペラ座との出会い編に多少重たいことが書いてありますw)

終わったさみしさはありますが、札幌オペラ座観劇に関しては悔いはありません。
(10月半ばのはるさんと涼太さんの回を観られなかったことを除いては...(笑)
やりきったと思います(笑)

多少イタいことを言いますと。
これまでの人生の中で最も辛い経験をした私のささくれだった心を、
佐野さんを初めて拝見した日から、約2年間をかけて
佐野さんとオペラ座がゆっくりと癒してくれました。
楽では観劇中もその辛い思い出を思い出すことなく、完全に
昇華できた気がしました。

内容について言うと、
トライアングルの中でのラウルの愛の行き先が、以前の見解とは変わりました。
解釈のブログを読んだり、原作を読んだことも大きく影響していると思いますし、
舞台を観てもそう思いました。
(反省を込めて、原作は読みきってから行くべきでした。
私の場合、見方や観るポイントに大きく影響したので...)

ファントムは手に入れた真の愛を抱えて一生生きていける。
クリスはファントムを通じ(母の)愛を与える生き方を知る。
new(笑)→ラウルは生涯報われない哀しい愛を選ぶ。
今はこの3点に落ち着いています。またいつか変わるのだろうか...

回数を観ていないため、
いつもとの違いなどはあまりわからないので今回の3公演をそれぞれ。
まず、全体のことを。それから気になったキャストのみをピックアップして。

3公演の中では23日マチネが最も優等生的仕上がり、
スタンダードかつ力のこもった、まとまりのある舞台でした。
ハンニバルやドンファンなどの集団で歌うシーンは、
それぞれアンサンブルの方々もとても誇らしげで、
観ていて清々しい気持ちになりました。
プリマドンナは23日ソワレのほうが良かった気がします。

初見の早水マダム。
見た中で最もお母さん要素の感じられる方で、
ダンサーのフォームを直したり、指導する姿は本当のお母さんの眼差しで
温かみのある役作りでした。
原作の、肝っ玉母さん風のマダム像に最も近いと思いました。
高音のお声がキレイ、マスカレードとカテコの笑顔にほっとさせられました。

同じく初見の橋元ブケー、
呑気でおっとりした、不気味さのないブケーさんでした。



佐野さんファントム
やり過ぎず、スタンダードなファントム。
といっても基本熱いのでいつものように熱いです。
歌声はコントロールしつつ、爆発などさせずにキレイに出されていました。
ボート、TPONRはファントムの強い決意が伝わり、
歌声は佐野さん独特の懇願するような、真摯な願いのこもったもので、
聴き惚れました...

原作を読んで以来、
ファントムがどこかしらコミカルな存在でもあり、
なぜか発言のウィットに微笑んでしまったり、
彼の決断力、行動力を褒めたくなってしまったり、
ファントムに対してここまでポジティブな見方をしたのは初めてでした。

ソワレはギリギリのところでコントロールして抑えていた感情表現を、
地下室で急にたがが外れて思いきり表されていたように見えました。
ファントムが熱くなればなるほど喜ぶ私には嬉しい変化です(笑)
叫ぶセリフでは深く膝を屈めて腕を頭上へ振り乱す姿も...

楽は全てが収まるべきところに収まってゆくかのような、
一つ一つ確認したうえで腑に落ちていく作業。
スタンダードのファントムを見せていただいてありがとうございました!

山本さんクリス
声→前回と大きく変化があったとは思いませんが、
高音を歌う時とデュエット部分だけは急にうっとりするぐらい綺麗な響きで、
一瞬おっ!!と思うのです。
しかしまたすぐに、あぁ...すみません。

演技→なぜ山本さんの演技に泣けないのか考えていました。
目の表情が乏しく、夢見ているというより動きがないのです...
サンボと何か違うかと言われると...
3公演とも印象が変わらないので、これでまとめさせてもらいます。

北澤さんラウル
穏やかな子爵ですが、良い言い方をすれば孤高の。
言い換えれば孤独を抱えていそうな子爵に見えます...
原作のラウルと近いと思いますが、
強さと柔らかさを備えたまっすぐな存在で、
天真爛漫さはさほどありません。
※追記/ ご指摘いただいて後で思い出しましたが、
北澤さんのラウル像は
原作のラウルともさほど遠くないのですが、
原作に出てくるラウルの兄フィリップのほうがさらに、
人物描写も人となりも近いように感じました。

最も感じたのは、
報われない愛になるとしても、クリスと運命を共にすると決意したうえで
行動に移す、哀しみの伴う責任感です...

楽日は特に、
お声の出にくさをカバーしようとしたためか(率直に書かせていただきます)
これまでで最も感情の見えるラウルを演じてくださったと思います。
私としてはクリスに対する愛情表現にぐっときました。

クリスに言葉をかけるときの苦しげな、でも気遣いにあふれる愛情深い声と表情。
しっかりと肩を支えて安心感を与える手の力強さ。
こんなにラウルの心境を見せていただけて感謝でいっぱいです。

3公演の席がそれぞれ、センター(我が愛を正面で受けられるw)、下手、上手と
3方向から観られたこともありがたかったです。

カテコのメッセージ、3人のソロ、マスカレード。
楽カテコは12回にも及んだそうです。
お一人お一人に惜しみない拍手を贈らせていただき、
感謝の気持ちと誇らしさで涙が出てしまいました。
林さん、永井さんなど連投された方の表情を見ていると
胸がつまりそうでした...
川地さんのあんな笑顔を見るのは初めてでこちらもニコニコ。

山本さんはなりやまない拍手に
胸がいっぱいの表情で佐野さんの顔を時々見ておられて、
がんばられたんだなーと。
北澤さんは公演委員長を長くなさったことや、
楽日のお声の不調など様々な思いがあったと思いますが
膨れ上がるような拍手を受けられていました。
それに価する大きな働きをしてくださったと思います。
私も孤高のラウルと、
完全なトライアングルを見せてくださった事への拍手を思いきりさせてもらいました。

佐野ファントムは...
特カテ前のカテコで最も目が潤んだ、
何かをこらえるような表情をなさっていたように見えて
こちらも堪えられず泣きました。
特カテでは美しくエレガントなマスカレード、
お一人で何度もカテコに応じてくださり、
笑顔で、時にきりっと、各方面へ目線と一礼を送られていて
最後まで誇り高いファントムでした。

最後に、この場をお借りして...
札幌遠征に際してチケットの事や、
他にもたくさんのアドバイスやお手伝いをいただいたり、
現地で温かく迎えてくださった皆さん、
本当に感謝でいっぱいです。
ありがとうございました!

そして読んでくださった方がいらっしゃいましたら、
余談だらけのレポに
お付き合いいただきありがとうございました。
せめて、言いたいことのエッセンスだけでも伝わるといいなと思って書きました。
何かあればコメントいただければと思います。
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[2014/11/28 22:10] | 四季・オペラ座の怪人 感想 佐野ファントム | コメント(2)
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コメント
こんにちは^^*
読ませていただきました!!

”クリスはファントムを通じ(母の)愛を与える生き方を知る。”
舞台を見て既に思っていたことではあるのですが、この一文を見て改めて納得しました!
与える生き方を知るというのは絶妙な表現だと思います!

このレポに書かれているキャストさんはオペラ座で見たことがない方の方が多いので
いつか見られるといいなぁと思いました♪
読んでいると魅力的な方々であるのが分かりますっ

以前私のレポについて温かく見守っているのだなと思った、とお言葉いただきましたが
そっくりそのままお返ししたいです(笑)
好きが伝わり、温かいレポでオペラ座久しぶりに観たくなりました(´ω` )

また来ますね~
[2014/12/08 16:52] URL | 明音 #- [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2014/12/09 00:25] | # [ 編集 ]
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